南部小学校
ひょうたん池の水抜き大作戦

2022年3月27日(日)

南部小学校保護者有志の方の声掛けにより生徒と保護者の方、そして卒業生も駆けつけ、
総勢50名以上の方々と、“ひょうたん池”の水を全部抜いて、生き物探しと清掃を行いました。
かなりの年数放置されていたため、昨年7月の事前調査では、
貯まった落ち葉が一部ヘドロ化し、水面はクロモとアオミドロで覆われていました。
その時、見つかった生き物はサカマキガイとミズムシだけでした。

しかし今日は、ギンヤンマのヤゴが50匹以上‼️
モツゴの成魚が10匹以上もいたからビックリ!!!。

はじめは、くさい臭いもあり、藻や泥を触ることをためらっていた生徒達も、
たくさんな生き物が見つかるにつれて、泥んこになって、掃除をしてくれました。

校長先生も自ら池に入り、水抜き作業をされていると、生徒達も池の中に入って来ます。
池の水を抜いてヘドロなどのゴミを取り除いてみたら
たくさんの生き物が見つかりました。やはり、ビオトープ池ですね。
作業を終えて、ビオトープネットワーク京都リーダーの指導で、
生き物について勉強をしました。

確認できた生き物は、
ギンヤンマのヤゴ、イトトンボのヤゴ、ゲンゴロウの仲間、
ユスリカ(赤虫)、ミズムシ、ヒル、サカマキガイ、イトミミズ、そして、魚類モツゴ(クチボソ)でした。�

今後の予定は、水面を上げるため排水口の位置を上げ、
それに伴う水漏れ箇所の補修を行い、
その後にコンクリート法面(のりめん)に田んぼの土を張って、
抽水植物
(ちゅうすいしょくぶつ)を育成して、より多くの生き物を呼べるようにしていく予定です。
コロナ渦で、なかなか予定通りに行きませんでしたが、いろいろ手配されましたPTAの方々には、頭が下がります。

抽水植物とは、水生植物
のうち、水底に根を張り、茎の下部は水中にあるが、
茎か葉の少なくとも一部が水上に突き出ているもの。
ヨシ、ガマ、マコモ、コウホネなど。

作業開始前のご挨拶(左はビオトープネットワーク京都リーダー)  清掃前のひょうたん池 
 ひょうたん池の全景 平成20年(1990年)の第20回卒業記念 
 ビオトープネットワーク京都から持参のポンプで排水を始めました 排水が終わると 池の底は泥んこ
長靴を履いた生徒が恐る恐る池の中に入ります  高学年の生徒は、外からゴミを掻い出します 
 お父さんが池に入ってくれます 水がほとんど抜けたようです 
 これなんだろう? リーダーが胴長靴を履いて生き物探しを始めるようです 
ヤゴがたくさんいたからバケツに保護   みんなで水中ネットを持って生き物探し
 ゴミを掻い出したら池の水色に塗られた底が見えてきました ヤゴや魚を捕まえます 
 池の隅に生えていた水草 お父さん達も頑張ります 
 魚捕まえた!!! 泥をあげたらキレイなので校長先生もビックリ 
 ひょうたん池は広いなー スタッフが後片付け 
 清掃作業が終わって一息入れます  生徒達は生き物のことをリーダーから聞きました
カワニナの卵  魚モツゴ 
トンボの子どもヤゴ   クビキリギスいました